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「カメラが上手になる4つの魔法の用語」 第3回 〜ISO感度とは〜

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みなさまこんにちは!

tasuです!

 

「カメラが上手になる4つの魔法の用語」第3回として、

ISO感度

について紹介していきたいと思います!

 

ISO感度は、絞り・シャッター速度とともに、カメラを使いこなすうえで非常に重要な機能となります!

使いこなせるようになれば、暗所での撮影もバッチリ!

 

是非、この記事を読んで、ISO感度を理解していただければと思います!

 

<目次>

 

ISO感度とは?

 

夜景や夜の街、もしくは洞窟などなど、暗いところで撮影しようとした時、「写真が暗すぎる!」「手ブレが凄い!」なんてことはありませんでしたか?

 

こうした悩みはISO感度を活用すれば解決できるかもしれません!

 

ISO感度とは、「イメージセンサーがどれだけ敏感に光を感じるか」

の度合いのことを指します。

 

言い換えると、センサーに当たった光をカメラの内部で増幅・減衰させることで、

写真の明るさを調節してあげよう!という機能です。

 

カメラの設定を変更し、ISO感度を上げることで、写真がより明るくなります。

反対に、明るすぎる写真が撮れてしまった場合は、ISO感度を下げてあげれば、写真を暗くすることができます。

 

また、ISO感度を上げると写真のノイズが強くなります。

 

 

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ISO感度と写真の明るさ・ノイズの変化

 

 

また、ISO感度を調節できるのはあくまでデジタルカメラの場合です。

 

フィルムカメラの場合は、フィルム自体の感度が決まっているため、カメラ側での設定変更はできません。もし感度を変更したい場合は、フィルムそのものを変更する必要があります。

 

ISO感度の読み方は、「イソかんど」や「アイエスオーかんど」と読むのが一般的です。

 

このISOが何を意味しているかというと、International Organization for Standardization の頭文字から来ています。

日本語に訳すと、「国際標準化機構」です。

つまりISOという言葉に特別意味はなく、「国際的に規格が定められている感度ですよ」ということを指しています。

 

ISO感度をあげるメリット

 

先程、ISO感度を上げることで明るい写真が撮れる、とご説明させていただきました。

 

ただ前2回の記事を読まれた方は、

絞りを開放したり、シャッター速度を長くしたりすれば、写真の明るさを調節できるから、ISO感度をわざわざ調整する必要はないんじゃない?と疑問に思われるかもしれません。

 

しかし、次のようなシチュエーションだとどうでしょうか。

①夜景の写真を撮りたいけど、三脚がなく手持ち撮影をする必要があり、シャッター速度を長くしてしまうと、手ブレが激しくなってしまう。

②星の撮影をしたいが、シャッター速度を長くしすぎてしまうと、星が動いて、写真が綺麗でなくなってしまう

 

こういった条件が限られたシチュエーションで、思い通りの写真を撮るために活躍するのが、ISO感度です。

 

シャッター速度や絞りを調節しても、必要な光の量が足りず写真が暗くなってしまう時、ISO感度を上げて光を増幅させることで、足りない光を補い、明るい写真にすることができます。

 

 

またISO感度を上げると、肉眼で認識できないような光なども捉えることができるようになるため、天の川を写すような幻想的な写真を撮影する際に活躍します。

 

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ISO感度をうまく使えば、このように美しい天の川を撮影することも可能です!
 

ISO感度をあげるデメリット

 

では暗所での撮影なら、ひとまずISO感度を上げておけば良い!

であるかといえば、一概にそうとは限りません。

 

ISO感度とは?」で少し触れましたが、ISO感度をあげると、写真にノイズがかってしまいます。

これはどういったことでしょうか?

次の2枚の写真をご覧ください。

 

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ISO感度で撮影した写真(上)と、高ISO感度で撮影した写真(下)を比較してください。

このように、ブログにあげるような表示されるサイズが制限された写真であれば、そこまでノイズの違いは見られません。

 

では次に、先程の2枚の写真の一部をトリミングした画像を比較してみてください。

 

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上のISO感度が低い写真に比べ、下のISO感度が高い写真は、ザラザラしたような写真になっているのが見てとれます。

このザラザラがノイズです。

 

ただし、トリミングをすれば分かる程度、といえばその通りです。

例えばInstagramに写真をアップしたり、ブログにあげたりするような写真であれば、大きいサイズで画像を見ることはないため、ノイズの有無はさほど気になりません。

 

ただ、パソコンの液晶画面いっぱいに表示したり、ポスターのような大きなサイズでプリントするとなると、かなりノイズが目立ってしまいます。

 

撮影した写真をどのような用途に利用するのか、ということも意識し、場合によってはISO感度を上げすぎず撮影することを心がけてみましょう!

 

まとめ

 

ISO感度を上げると:写真が明るくなるが、ノイズが増える

ISO感度を下げると:写真が暗くなるが、ノイズが軽減される

 

今回は、ISO感度についてご紹介させていただきました。

ISO感度は、三脚を立てられない状況で手持ちで夜景を撮影しなければならない場合や、肉眼で認識できないような細かい星を撮影するときなどに活躍する機能です!

 

ISO感度を理解することで手ブレを気にせず暗所での撮影ができるようになるので、ぜひ活用してみてください!