tasuのカメラ欲

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写真の印象が劇的に変わる!?ホワイトバランスを使いこなそう!

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みなさまこんにちは!

tasuです!

 

「最近どうも同じような印象の写真ばかり撮ってるなー」

と思ったことはありませんか?

 

いろんな写真を撮ってみたけどなんか変わり映えないし...

折角買ったカメラなのに、マンネリ化している人もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

そんな時は、ホワイトバランスを変えてみると良いかもしれません!

 

見慣れた景色も、ホワイトバランスひとつ変えて写真を撮るだけで、全く違う印象の写真が撮れること間違いなしです!

 

そこで今回は、

ホワイトバランスとはなんぞや?

ホワイトバランスを変えるとどんな写真が撮れるの?

ということをご紹介できればと思います!

 

<目次>

 

ホワイトバランスってそもそも何?

 

ホワイトバランスという言葉は聞いたことはあるけど、その機能がどのようなものか知らない方も多いのではないでしょうか。

 

ホワイトバランスとは、端的に言うと

「カメラが白いものを白色として写すための補正機能」

のことを言います。

 

...?

 

これだけ言われてもいまいちイメージがつかないですよね。

 

私たち人間の目は非常に優秀です。

視点のあったものにピントを合わせたり、光の強さによって瞳孔を開いたり閉じたりを、私たちの意思によらず自動で行ってくれます。

 

こうした人間の目の優秀な機能の一つに、色の判別があります。

 

人間の目は、赤い光が当たっていても青いが当たっていても、被写体が白いモノであればそれを白として認識する能力があります。

 

一方カメラは人間の目ほどは優秀ではないので、元々の被写体の色とは関係なく取り込んだ光の色そのものを取り入れます。

 

そのため被写体の元々の色が白かったとしても、カメラが赤いと認識すれば赤色、青いと認識すれば青色の写真になるわけです。

 

このカメラが認識した色と実際の被写体の色を補正してあげよう!という機能がホワイトバランスになります。

 

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カメラと人間の目の特徴


 

 

ホワイトバランスを調節してみよう

 

光の色合いは「色温度」という指標で表現されます。

色温度とは太陽光や照明の光などの光源が発する光がどんな色になるか、というのを表す指標で、単位はK(ケルビン)で表されます。

 

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色温度が低いと赤みが増し、色温度が高くなると青みが増すと言われています。

例でいうと、白熱電球は3000K(赤め)、曇天時の光は7000K(青め)のようになります。

 

一旦おさらいします。

 

カメラのホワイトバランスは白い光を白く見せるための機能です。

 

白熱電球のような赤い光の下では、白い被写体は赤い光を反射し赤く見えます。

赤くなったものを白く見せるために、カメラのホワイトバランスを調整すると、

「青色を足して」赤い被写体を白に近づけようとします。

 

一方青い光の下では、白い被写体は青い光を反射し青く見せます。

青くなったものを白く見せるために、カメラのホワイトバランスを調整すると、

「赤色を足して」青い被写体を白に近づけようとします。

 

これがホワイトバランスを調整した時の原理になります。

 

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ホワイトバランスの原理

 

カメラからホワイトバランスを調整しようとすると、以下のような画面でホワイトバランスを変更できます。

 

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ホワイトバランスを白熱電球色温度低め)に設定すると、白熱電球下の赤い風景を補正しようとするため、写真は青っぽくなります。

一方、ホワイトバランスを曇天(色温度高め)に設定すると、曇り空の下で撮る青めの風景を補正しようとするため、写真は赤っぽくなります。

 

AWB(オートホワイトバランス)に設定すると、カメラが自動でホワイトバランスを調節してくれます。

 

 

ホワイトバランスを変更した際の作画例

 

先程説明したように、ホワイトバランスは白いものを白色に見せるために色を加えて補正する機能です。

ただ、白色に見せるために補正するだけではなく、「色を加える」という機能を逆手にとって、写真をより印象的に見せることもできます。

 

ホワイトバランスの効果を最も顕著に見られるのが、夕日の写真です。

 

まず、こちらの写真をご覧ください。

 

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こちらはホワイトバランスを「白熱電球」にした際の夕日の写真です。

肉眼で見た際よりも、より青空が強く見えています。

夕日を主役とする写真となると、少し物足りなく感じますね。

 

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この写真は、ホワイトバランスを「日陰」に設定した際の夕日の写真になります。

 

赤色を加えることにより、より夕日感を強く見せることができ、ノスタルジックな印象を与える写真となっています。

 

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一方こちらはホワイトバランスを「蛍光灯」に設定した際の夕日の写真です。

 

夕日の赤さに、ホワイトバランスの補正で適度に青色を加えることにより、紫色の幻想的な印象の夕日を表現することができます。

 

ちなみにホワイトバランスを変えて撮影する時は、ファインダーから覗くよりもモニターを見るとことをオススメします。

モニターにはホワイトバランスが適用された後の画が映るので、どのように印象が変わるのか一目でわかります。

 

まとめ

 

絞りやシャッター速度などの調節に比べて、写真の印象をより大きく変えることができるのがホワイトバランスです。

 

写真がマンネリ化して思い悩んでいる方でも、ホワイトバランスひとつで写真の印象をガラッと変えられるので、モチベーション向上に繋がると思います!

 

百聞は一見にしかず、是非写真を撮ってその違いを堪能してみてください!