初心者必見!カメラレンズ全6種類のそれぞれの特徴をご紹介します!
みなさまこんにちは!
tasuです!
技術力の発展が顕著なこのご時世。
カメラも例に漏れず、小型・軽量化、高性能化が進んでいますね。
今では携帯電話搭載のカメラが超高性能となり、
「一眼レフ?なにそれおいしいの?」
といった意見も増えてきています。
そんな中、携帯にはないデジタル一眼レフやミラーレス一眼にしかない圧倒的なメリットがあります。
それが、レンズを交換できることです!
ただ一概にレンズって言っても、どんな種類があるんだかさっぱり分からん・・・
って方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、一眼レフやミラーレス一眼のレンズにはどんな種類があるのか、詳しくご紹介したいと思います!
レンズは非常に高価な買い物となりますので、撮りたい被写体やシーンに合わせ、ご自身に合うレンズを探してみてください!
<目次>
標準ズームレンズ
カメラのレンズキットを購入すると大体付属するのが、この標準ズームレンズです。
一本で広角から望遠まである程度こなせてしまうというその汎用性の高さから、初心者の方でも非常に使いやすいレンズですね。
なお、標準ズームレンズの「ズーム」は、焦点距離を変えることができますよ(ズームできますよ)、という意味を持っています。
この反対に焦点距離が変えられず一定のレンズを、単焦点レンズと呼びます。
そして、標準ズームレンズの「標準」が、一般的な焦点距離ですよ(広角でも望遠でもないですよ)ということを意味しています。
標準とはどのくらいの焦点距離かというと、35mmフルサイズ換算でいうと50mmになります。
この50mmを基準にして拡大縮小できる、というのが標準ズームレンズとなります。
なお肉眼の視野に近いのが、大体焦点距離が50mmくらいだと言われています。
標準ズームレンズはでみた風景に近い写真が撮れるレンズだ、というように覚えておくと良いでしょう。
望遠ズームレンズ
標準レンズの高倍率側を使っても被写体が小さすぎて良い写真が撮れない、なんて時に役立つのが望遠ズームレンズです。
運動会のお子様を撮影するときや、遠くにいる動物を撮影するときなど、被写体に近づけないときに非常に活躍します!
また、焦点距離が長くなるほどボケが表現できます。焦点距離が非常に長い望遠のレンズでは、標準レンズに比べて大きなボケになることも大きな特徴の一つです。
一方、望遠ズームレンズにもデメリットがあります。
まず一つ目が手ブレが発生しやすくなるということです。焦点距離が長いほど小さな振動でも写真に大きな「ブレ」が生じてしまいます。
手持ち撮影をする際には、1/焦点距離よりシャッタースピードが長くなるとブレやすくなると言われていますので、シャッタースピードを意識したり、場合によっては三脚を使うなどして手ブレを防止しましょう。
二つ目が、望遠ズームレンズの構造上、どうしてもサイズ・重量が大きくなってしまうことです。持ち運びの際には十分準備をしておきましょう。
広角ズームレンズ
建物や風景を撮影する際、被写体が近かったり大きかったりすると、画角に収まりらず思い通りの写真にならなかったという経験はありませんか?
そんな、写真により広い範囲を写したい!という時に活躍するのが、広角ズームレンズです!
肉眼よりもさらに広い画角の写真を撮影できるため、普段見ている風景もまた違った印象に写すことができます!
さらに建物など、標準レンズで写り切らないような大きな被写体も、広角レンズでなら全体を写すことができ、よりダイナミック、大迫力に写すことができるという特徴があります。
ただし、ボケを表現しづらいという側面もあります。
望遠ズームレンズの項でも触れましたが、ボケは焦点距離が長いほど表現しやすいです。
焦点距離が非常に短い広角のレンズは、ボケを表現するのは不得手と言えるでしょう。
単焦点レンズ
単焦点レンズとはその名の通り、焦点距離が単一のレンズの事を言います。つまりズームができないレンズのことです。
焦点距離を変えることができなければそれは単焦点レンズになるので、広角・望遠などの焦点距離にはよりません。
ズームできないってなにそれ?メリットあるの?
と思うかもしれませんが、単焦点レンズならではのメリットはたくさんあります。
まず、単焦点レンズは小型・軽量の物が多いです。レンズの焦点距離を変更するズーム機能を実現するには、かなり複雑な作りが必要となるため、必然的にサイズは大きく、重量は重くなります。
その点単焦点レンズはズームという複雑な機能を切り捨て、シンプルな構造になっているため、小型・軽量化しやすいという特徴があります。
またもう一つ大きな特徴として、F値が小さいという長所があります。
一般的なズームレンズは、入門機から中級機でもF4、いわゆる大三元レンズと呼ばれる上級機でも、F2.8がいいところです。
しかし単焦点レンズはF1.8やF1.4などのF値を実現できます。
F値が小さいほど大きなボケが表現でき、一眼ならではの写真を撮影するにはぜひオススメのレンズとなります。
このF値が大きいレンズは、「明るいレンズ」とも呼ばれており、暗所での手持ち撮影も非常に強いという特徴もあります。
マクロレンズ
マクロレンズとは、小さいものを大きく写すことができるレンズです。
これだけ聞くと少しわかりづらいかもしれませんね。
例えると虫眼鏡をのぞいたときに、対象物が大きく見える事に似ています。
花や花についた水滴、虫など、通常のレンズで接写で撮影しようとするとピントが合わないような被写体も、マクロレンズなら鮮明に映し出すことができます。
マクロレンズで接写撮影すると、普段我々が見ている景色とは全く別の世界を見せてくれます。
またマクロレンズは近い被写体を撮るためだけのものと誤解されがちですが、美しいボケ感を表現しやすいため、ポートレートにもおススメです!
普通のレンズでは物足りなくなってしまったときに、また新しいカメラの楽しさを教えてくれるレンズです。
魚眼レンズ
今回ご紹介した中で、最も特徴的な写真が撮れるのが魚眼レンズです。
魚眼レンズは別名フィッシュアイとも呼ばれ、その名の通りまるで魚が見てる景色を撮影できますよ、というレンズになります。
魚眼レンズは魚の目のようにギョロッと飛び出したレンズの形状になっており、この形状のおかげで肉眼で見る景色より圧倒的に広い範囲を写真に映し出してくれます。
また、写真の中央から端に向かって歪んで写る特徴から、圧倒的な躍動感、迫力を表現できるレンズです。
個性的な写真を撮ってみたい、躍動感を最大限に引き出せる写真が撮りたい、という人にはぜひオススメのレンズです。
まとめ
今回、カメラレンズ6種類をご紹介させていただきました。
6種類のレンズにはそれぞれ大きな特徴がありますが、このレンズが優れていてこのレンズが劣っている、と一概に優劣をつけられるものではありません。
それぞれのレンズには各々大きな特徴があり、風景や被写体のイメージもガラッと変わります。
そして、どんな写真が撮れるかは、実際にレンズを使ってみないとわかりません。
今はレンズを購入するだけでなくレンタルもできる時代なので、ぜひ色々なレンズを使ってあなただけの写真を撮ることを目指しましょう!!